自分でさぱりメント
ドキドキ☆ラジオメッセージ
きりん@向日葵
「私、実はひそかに投稿マニアなんです。日頃のうっぷんは溜めずに
投稿します。DJが面白おかしく読んでくれると、それだけですっきり
しちゃうんですよ。」
というメールを送って下さったのは、HN『赤い車』さん。
今回は『赤い車』さんのお便りを元に、お話を作っていきます♪
「休日に晴れるのなんて久々だし、ドライブでも行ってみるか。」
朝一番のリョウスケの言葉に、ちょっと驚く。
彼のほうから外に連れ出してくれるだなんて、珍しい。
ひょっとして・・・?とわずかな希望が生まれる。
「ね。今日が何の日かちゃんと分かって言ってくれてるわけ?」
「さぁ・・・?とりあえず、支度が整ったら声掛けてよ。」
なぁんだ。
やっぱり覚えていないらしい。
期待なんかしちゃって、損した。
家を出て、30分。
リョウスケは相変わらず無口なまま、黙々と運転をしている。
行き先も告げないのはいかにも彼らしい。
私は黙って流れる景色を眺めていた。
「ちょっとラジオつけるよ。」
月曜日から金曜日まで毎日放送している投稿形式のラジオ番組
・・・リョウスケはいつも外回りの仕事をしながらこの番組を聴いて
いるのだろうか?
「・・・さて。今日は祝日ということで、ご家族あるいはご夫婦
そろって聞いていらっしゃる方々も多いことでしょう。ここで、
ある一通のお便りをご紹介させていただきます。」
主人が突然、音を上げた。
私もそっと、ラジオに耳を澄ませてみる。
「今日は私と妻が初めて出会った日であり、1年目の結婚記念日でも
あります。私は普段、無口で無愛想なため、妻にはずいぶんと不安を
与えていることと思います。私の口からは言い難いので、この場を
お借りして自分の素直な気持ちを届けることができればと思います。
サエ、いつもありがとう。愛しているよ。ずっと一緒にいようね。
・・・というのは、東京都にお住まいの、リョウスケさんです。」
え?これ、もしかして・・・。
隣にいるリョウスケの顔を見ると、頬を真っ赤にして前を向いている。
「・・・ちゃんと覚えていてくれたんだ?」
リョウスケは無言のままうなずくと、こちらに視線を移して言った。
「ずっと、そばにいてくれよな。」
思えば、これが初めてのリョウスケからの贈り物だった。
宝石よりも花よりも、何よりも嬉しい贈り物・・・。
私も今度、投稿してみようかな?
ずっと言えなかったあの言葉を・・・。
「無口なリョウスケも大好きだよ。」
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