自分でさぱりメント

きよしこの夜☆カーネルサンダースに招かれて

きりん@向日葵

「クリスマスといえば、フライドチキン♪あれを食べると、それ
だけでイヤなことなんて忘れてしまいます(笑)」
というメールを送って下さったのは、HN『カーネル』さん。
今回は『カーネル』さんのお便りを元に、お話を作っていきます♪

泣きべそ顔の仕事帰り。
・・・そんな時、必ず立ち寄ってしまうのが、あの、フライドチキン
のお店だ。
真っ白な頭に真っ白なヒゲのカーネルサンダースが、季節ごとに
さまざまな衣装を着せられ、ちょっぴり困ったような笑顔を浮かべ、
お客を出迎えてくれるあのお店が、私はとても気に入っている。

「私はいなくていい存在なの・・・?」

目に涙を浮かべながら歩いていると、カーネルサンダースが両手を
広げ、「さぁ。おいで。」と私をやさしく招き入れてくれる。


「こんなクリスマスの夜に、ひとりですか?」

今日もまた、彼が声を掛けてきた。
私は、吸い込まれるように、店の中に入っていく。

ホームパーティーをしているためか、店内はがら空きだった。
時折、客はくるものの、大きな包みを受け取ると、すぐにいそいそと
帰っていく。
皆、家で待っているひとがいるのだ。

こんな日に、来るんじゃなかったな・・・。

後悔の念に駆られたその瞬間。
どこからか。賛美歌の声が聞こえてきた。

店のすぐ向かいにある、ちいさな教会で、集会をやっているらしい。

あわててチキンを食べつくすと、大急ぎで教会に向かった。
せめてこんな日くらいは、神聖なクリスチャンのフリをしてみたかった
のだ。


はじめて足を踏み入れる、教会。
それは、木と、ロウと、ストーブのにおいのする、温かな空間だった。

入り口で受け取った楽譜を片手に、私も賛美歌を見よう見まねで口ずさ
んでみる。
全身が、なにかとても力強いものに包まれたような感覚を覚え、涙が
とめどなくあふれてくる。

ふと、十字架の前に立つ神父さんに目をやると、「あっっ!」と思わず
息をのんだ。
ついさっき、「行ってらっしゃい」と私を見送ってくれた、あのカーネル
サンダースに、そっくりだったのだ。

ここにいたんだね・・・。

私は、うなづき、そして、また、ゆっくりと、合唱の声の中に溶けこんで
いく。




←戻る|| あわてんぼうサンタさん☆聖夜の思い出(きりん@向日葵)             

             (桜井 もも)VOL.1 どうしたらいいのかわからない ||次へ→

▲ページのトップに戻る

直感力や記憶力、集中力がアップする奇跡の思考ツール
今話題の「マインドマップ」とは?



マインドマップ セミナー


マインドマップの書き方


毎朝1分★天才のヒント



天才のヒント

※当ページの無断転載はご遠慮ください。
© 2005 100人のこころ all rights reserved.