心の奥底から湧き上がってきた言葉で、自分を見つめよう
朝日新聞夕刊の記事より
ひまわりちほりん
5日、レコード会社社員の自宅2回スタジオに、憲法前文の朗読が響く。
レコーディングで朗読したのは「世界がもし100人の村だったら」で知られる翻訳家の池田香代子さん(55)。
「英語にすると、前文は『We』からはじまる。
声に出して、主権者は私たちであるということが腹に落ちて感じた」
スタッフのひとりは
「プロのナレーターのようにうますぎるとよくない。だって『国民』が主語なんだからさ」。
破壊か それとも調和か おい、キミたち それを決めるのはキミたち日本人じゃないのか
福岡県の高校3年生(当時)が作った前文だ。
「私たちが書く憲法前文」「『私』であるための憲法前文」(角川書店)などを編集してきた大塚さんは今の中高生が選挙権を得た頃、憲法改正の国民投票に立ち会うことになる可能性が高いと思う。賛成、反対どちらにしても、自分の中に判断の基準をもってほしい」。
自分で前文を書くのが一番いいと、3年前から公募を始めた。
だれをまもるの? だれからまもるの? あいつがもっているからじぶんももつの?
みんなおどしあってもたのしくないでしょ (高3 千葉県)
現行憲法前文に「自分の憲法」前文を加えた7曲を編集。
うち1曲は長野県の東海大第3高1年生による「ひとことでいうと」。
「憲法前文を一言で言う」という宿題が出され、それが大塚さんに送られてきた。
大塚さんが高校に出向き、17人の生徒の声を録音した。
今はひびだらけの難しい世界だけど、世界を一つにしていこうよ!
憲法前文ってなんだろう?憲法前文なんて必要ねぇよ みんなで楽しくやればいいんじゃない?
大塚さんが、多くの人が前文を書き、朗読して欲しいと言う。
「憲法とは、国家に向けて自分たちの言葉で意思を語りかけるものであるはず。
これは、僕も含めた有権者のリハビリテーションなんです」
2004年3月16日付朝日新聞夕刊の記事より、抜粋。
自分の言葉で語るって、「正しく生きていくために」必要なことだと思う。
正しく生きるって、自分の感情や気持ちに嘘をつかないっていうこと。
これが正しい生き方です、なんていう完璧なモデルはない。
みんな、模索しながら歩いているから。
みんな、転んだり誰かを泣かせたりしながら歩いているから。
ただ、誰かに依存しちゃったり、自分に嘘をついたりしながら生きていくのは、楽そうで実は苦しい。
お金がたくさんあったり、いろんな条件が整ったりしていても、他人からはうらやましがられていても、自分自身の奥底では本当は知っている。
自分の気持ちを、自分は見ていない、認めていない、逃げている、嘘をついているって。
自分の気持ちをありのままに認めるということは、自分の言葉で自分を表現することだと思う。
私は10代の頃から、「人に好かれる方法」とか「自分の性格を変える本」などを、たくさん読み漁ってきた。
ところが1冊も、これが私の人生の指南書だ!!という本には、めぐりあわなかった。
もちろん、素敵なアドバイスをいろんな本から得た。けれども、これ1冊で私の人生はOKという本はなかった。
そう、私は楽に生きるためのマニュアルをずっと探していたのである。
何十年も、マニュアルを探し続けてきた。
働かなくても楽しいことだけで、毎日を過ごせるためのマニュアルを。
バカよね。
マニュアル探しで何十年も費やし、その間中、ちっとも楽しくなかったんだから!
私は自分を見つめて、自分の言葉で自分を語るということを、面倒くさく思っていた。
自分で真理を見つけるよりも、他人が見つけた偉大なる真理にのっとって生きたほうが、素晴らしい人生を送れるのではないかと思っていた。
他人の言葉を鵜呑みにしたい、誰かの言うことを信じてその通りに生きていけば幸せになれるはずだ。
そんなふうに依存したかった。
私は、両親に「いい子」と思われるために生きてきた。
でも私が大きくなるにつれ、私を管理する一方で、立派な一人前の大人にもなってほしいと願う両親。
両親が望むように、両親の言うことを信じて生きてきたのに、一方で「いつまでも常識がなく、世間知らずで、困ったやつだ」というレッテルを貼られた。
両親の言うことが正しい、一番だとし、それ以外には目も向けずに妄信してきてあげたのに。
だから、私は他に妄信できるものを探そうとしたのだ。
幼児が好むタオルケットのように、安心できるものを探し続けたのだ。
これさえあれば大丈夫、と思えるものを。
管理下におきながらも一人立ちをも望む両親に、私はこんな安心なものを見つけたよ、だからお父さんお母さんから離れても私は大丈夫だよ、安心してねと言いたかったのだ。
私は、メールマガジンやこのコラムを書き始めたとき、自分の言葉や自分の体験だけで書こうと決めていた。
どこからか借りてきただけの言葉、どこかで読んだような響きのいい言葉。
そんなもので、紙面を埋めたくはなかった。
そんな文章を読むといつも、じゃあ、あなたは実践したの?あなたはそんなに素晴らしいことをどうやってやり遂げたの?と、著者に対していつも疑問に思っていたからだ。
たとえば、「自分がやってほしいことを他人にしてあげなさい」。
やってみたけれど、誰も自分にはお返ししてくれないよ。
この寂しさは、どうすればいいの?
まだ、やりたりないってこと?
でも、苦しいよ。
たとえば、「子どもにはいつも笑顔で接するように」。
じゃあ、頭にきたときはどうすればいいの?
たたいちゃったときは、どうすればいいの?
私のほうが愛されたいのに、この気持ちはどうすればいいの?
自分が体験し、考え出して作った言葉じゃないと、理屈はわかっても実際にはできない。
他人が簡単にまねできるくらいの言葉で書きたいと、私は思う。
だって、マニュアル通りにやってもうまくいかなかったから。
マニュアル通りに、上手に行動できなかったから。
だから書くとなったら、自分に嘘をつきたくなかった。
私はやっと、自分で自分のためのマニュアルを書こうとしている。
誰でも一人1冊ずつ、自分のためのマニュアルを書かなければならないのだ。
マニュアルの前文には、こう書こう。
「自分で自分のマニュアルを作るために、他の人のマニュアルを参考にしなさい。
でも両親でさえも、あなたの理想のマニュアルではありません。
両親をよく見て、あなたがいいなあと思ったところだけを取り入れるのです。
あなたの大好きなお父さんお母さんであっても、嫌なところはまねしなくていいのです。
お父さんお母さんに嫌だと思う部分があっても、あなたがご両親を愛している気持ちに傷がつくことはないのですから」
私の人生マニュアル
1.自分の気持ちに嘘をつかないこと
そのために、毎日書く。日記やメルマガ、コラムなどを書く。
2.つい頑張りすぎるので、毎週金曜日は映画を見に行く日とする。
1週間の1日を、自分へのご褒美の日とした。
レディース・デーで、1000円で映画が観れる日だ。
メルマガやコラムが書き終わらなくても、とにかく見に行くのだ。
自分のために。
完成していなくても、毎日頑張っている自分のために。
3.落ち込んだときは、自分の気持ちを書くか友達にしゃべることで吐き出すように。
私は、自分のネガティブな気持ちを見ないようにして、押し殺すタイプ。
落ち込んでいても、落ち込んでいること自体が恥ずかしくて、誰にも相談しないタイプ。
そうして、長時間眠ることに逃げる。
自分の気持ちを見ないようにするために、寝坊するのだ。
他人に言いずらいときは、楽天日記に非公開にできる欄がある。
そこに書くのだ。
でもまだ1回しか、そこを使用したことがない。
「苦しい」とか1行でもいいから、書くようにしよう。
4.自分だけでなく皆が儲かるように、皆がいい思いをできるように、皆が楽しかったと思えるように。
自分だけ儲けようとか自分だけ目立とうとか、考えてしまう私。
願えばなんでも叶うらしいが、自分の幸せしか望まないと、反動も大きいらしい。
うぅ、こわい。
やっぱり自己チューになったときのまわりの反応って、冷たいもんね。
そういう反応に敏感になりたい。
5.我が子がやりたいと言ったことは、やらせる。やりたくないと言ったことは、やらせない。
親バカの私は、なるべくいい環境を、いい学校を子どもに与えたいと思う。
しかし私がいいと思ったからといって、我が子がいいと思うかはわからない。
でも私がいいと思えばいいのだと、押し付けようとした。
私は3歳のときからピアノを習って、嫌で嫌でやめたかったのに、母親の習わせたい気持ちを汲み取って10年も続けたという体験があるのに。
息子が、沖縄にまた行きたいと言っている。
去年の秋に、母子3人で2週間、本島南部を旅したのだ。
また、貯金をおろして連れて行ってあげなくちゃ!
ふーっ。
とりあえず、こんなところかな。
先週末は両親が遊びに来て、1年生になる息子が学校に行かないと言っているので、私がこってり叱られた。
両親は息子にランドセルを買い、学校用の黄色い傘を買い、家から通学路を皆で歩いて学校を見たいと言い、息子の気分を変えようとした。
そして私が一時、公立小学校より私立小学校に入れたいと思っていたことを指摘した。
(お受験ではなく、個性を尊重してくれる学校に入れたかったのだ。
でもそのときに、私は息子に、公立小学校の悪口のようなことを言ったのだった)
「あんたがあんなことを言うから、学校に行かないなんて言うんだよ!」
電話でも、母は言った。
「あの子は、あんたの言う通りに従っている信者じゃないか。
あんたは、麻原と同じだよ!」
父はいつも言う。
「宗教に入ったり、ネットワークビジネスをしたり、貯金もたいしてないのに家を買おうとしたり、ハラハラさせられてばかりだ。安心して、見ていることができない」
私は今でも、両親からすればちょっと異常者扱いだ。
両親が帰った後落ち込んでいたけれど、それを言い表せなかった。
何に落ち込んでいるのかさえも、わからずにいた。
でも、たまたま昨日電話をかけて、友人と話をした。
彼女と話すといつも私は、自分がまっとうだな人間だと思える。
昨日は、彼女はこう言ってくれた。
「ちほりんは、大丈夫だよ。メルマガや日記を読んでいれば、わかるよ!」
親からは異常者扱いされる私だけど、私なりに歩いていることを評価してくれる人もいるんだと、安堵した。
親にきつく言われればまだまだ私はだめな人間かと思い、友人に認められればそんなことはないと思う。
私の心は、大きく振れる振り子だ。
両親がもっと私を信頼してくれればいいのにと思うけれど、それは両親の問題だから仕方がない。
せめて我が子は、信じられるようになりたい。
そのためにも、我が子だけに目を向けなくていいように、自分の夢を実現することに力を注ぎたい。
実現していく過程で、両親が認めなくても、自分で自分を認められるようになりたい。
夢は作家として認められて、次々と本を出版することだ。
マニュアルは、落ち込んだときにどうしたらいいのか忘れないようにするためだ。
机の横の壁に、貼っておこうかな。
マニュアルの存在自体を、忘れないために。
(ひまわりちほりん)さらば、ガク ||次へ→
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