小さな先生たち

帰る場所はあなた

優月

 帰ってきた、と思う場所。
 あなたにとってのそんな場所はどこですか?

 愛する家族の待つ、自分の家でしょうか?
 普段過ごしている、自分の部屋でしょうか?
 生きがいとしている仕事があれば、職場でしょうか?
 
 帰ってきた、と思う場所。
 あなたにとってそれは、文字通りの「場所」ですか?

 わたしにはその意味での「場所」もあります。
 週に何日か訪れる場所ですが、
 大好きな、大切な人たちが集まる場所です。
 家でもない職場でもないところですが、
 「帰ってきた」と強く感じます。


 でも、「帰る場所」とは、
 その意味の場所でないこともあるのではありませんか?

 人生の目標とも言える何かに打ち込む時、
 大切な誰か、家族や恋人や友人と共に過ごす時、
 その場所がどこかに関わりなく、
 「帰ってきた」と感じることと思います。


 暖かなまなざしで包み込むお父さんと、
 優しいほほえみを湛えたお母さん。
 その二人と手をつなぐ小さな男の子は、
 その心地よい「場所」で本当に幸せそうでした。

 その男の子が帰る場所は、お父さんとお母さんのもと。
 お父さんの帰る場所は、お母さんと息子さんのもと。
 お母さんの帰る場所は、お父さんと息子さんのもと。


 同じように、あなたが帰る場所には、
 あなたの大切な人がいなくてはなりません。
 あなたの大切な人が帰る場所には、
 あなたがいなくてはなりません。


 自分の居場所を大切に守るあなたは、
 同じ場所に帰ってくる誰かにとって、
 なくてはならない存在です。

 わたしの帰る場所はあなただよ。
 そう言ってくれる誰かに、心からの「おかえり」を
 言ってあげてくださいね。
                             優月




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