小さな先生たち

あなたは子供?それとも大人?

優月

 大人にはなりたくない。ずっと子供のままでいたい。

 わたしは小さいころ、そう思っていた時期がありました。
 そうすれば責任がないし、働かなくていいし、
 毎日を楽しく過ごせる、と思ったんです。

 もしかするとみなさんも、
 そうお感じになったことがあるかもしれませんね。
 スイミングの子供たちの中にも、そう言う子がいます。

 でも、大人になったみなさん、今でもそう思いますか?


 わたしはそうは思いません。
 今では、もっと「大人」になりたいと強く願います。

 大人のほうが、たくさんのことができるからです。
 自分が楽しむだけだと子供のままでいいと思いますが、
 人を助け、励まし、支えていくためには、
 大人でないとできないと思うからです。

 幼稚園の先生になることが夢だという
 ある女の子も、こんなことを言ってくれました。

 「早く大きくなって、
  ちっちゃい子たちのお世話をしてあげたいの!」

 大人たちは時々、子供に戻って好きなことをしたい、
 と思うかもしれません。
 でもある子たちは、早く大人になって誰かを助けたいと願います。
 そういう意味では、子供たちのほうが
 「大人」なのかもしれません。

 時々の息抜きはもちろん必要なわけですが、
 もし大人たちみんなが、もう大人であったとしても、
 「もっと大人になって人の役に立ちたい」と思うなら、
 どれほど素晴らしいでしょう。


 わたしもこれからも、
 だれかを笑顔にするため、だれかの笑顔を守るため、
 より大人になるために成長し続けたいと思います。

 そして同じように願う子供たちの気持ちを、
 大切にしていきたいと思います。

 いつか、みんなが笑顔になれるように。
 世界がそんな宝島になりますように。
 そのために一緒に、「大人」を目指して歩いていきましょう。

                             優月




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