心の奥底から湧き上がってきた言葉で、自分を見つめよう
男の子って、どうしてこうなの?
ひまわりちほりん
父親の愛情に欠けている少年を見分ける手がかりが四つある。
・人との攻撃的なかかわり方
・超男性的な行動や興味(銃、筋肉、車、死)
・きわめて限られた行動のレパートリー(不平が多い、「クール」に振る舞う)
・女性やゲイや少数民族の人を軽蔑する態度
少年が攻撃的な仕方で人とかかわるのは、自分に自信をもてないことを覆い隠そうとする手段である。
年上の男性からの賞賛や信望が得られないため、強いふりをするのだ。
そういう少年のルールは、やられる前にやれ、である。
父親やそれに類する男性との接触がない少年は、男としてどのように振る舞えばいいかわからない。
そういう少年は自分を表現する言葉ももたず、洞察力にも欠けている。
感情をうまくコントロールすることもできない。
また、モデルになる人間がいないため、次のような方法もわからない。
・ユーモアをもって葛藤に対処する方法
・女性を差別することなく気軽に話しかける方法
・感謝の気持ちや悲しみ、すまないという気持ちを表現する方法
わたしは少年時代、他の少年にあざけられるのを恐れていた。
殴られるのも怖かった。
わたしが話した多くの男たちもそうだったらしい。
少年はどんなに強そうに振る舞っていても、あざけられるのを怖がっている。
父親や母親、叔父などから十分な支えを得ている少年は、こうしたことをじょうずに扱うことができる。
なぜなら、自分の男らしさが試されているとは思わないからだ。
ところが、自分の男らしさに自信がもてない少年は、それを隠す必要がある。
そのもっともよい方法は、強がり、攻撃性を前面に押しだすことだ。
そうすれば、だれも自分が恐れているとは思わないだろうと考えるのだ。
父親や叔父、年上の友人などが少年をほめてやると、自動的に少年の自己イメージが改善される。
父親がなにげなくこんなことを言う。
「おまえは小さな子供たちの面倒をじつによくみていたよ。
クリケットの試合もうまく仕切っていた。
みんな喜んでいたぞ!」
少年は父親のそうしたほめ言葉をしっかりと心の奥に刻みこむ。
少年が複雑なリズムでテーブルをたたいているのを男性の教師や友人が見つける。
「きみはドラマーになれそうだね。
すごくむずかしいリズムだよ」。
こうした単純な一言が少年の自己イメージをふくらませるのだ。
そうした少年は仲間に認めてもらう必要性をあまり感じなくてすみ、すすんで新しいことに挑戦しようとするようになる。
スティーブ・ビダルフ著「男の子って、どうしてこうなの?」
息子が学校に行くようになり、毎日車で送迎する。
息子は動きすぎて、ギプスで固めた腕の中の骨がずれてしまい、整骨しなおしたのだ。
だからまだ、自宅から遠い小学校まで歩かせるのが心配だった。
娘は、幼稚園を休んでいる。
親子で通える幼稚園を選んだため、息子が5歳で入園したとき、2歳の娘も連れて毎日一緒に通っていた。
だから生まれてからずっと毎日を、ほとんど母子3人で、あるいは兄と一緒に過ごしている。
そのため息子が小学校に入学して、初めて娘は、兄と別々の日常を送ることになったのだった。
毎朝、息子を学校に送った後帰宅しすると、娘はひとりで家の中で遊んでいる。
以前はふたり一緒に幼稚園に通っていたから、日中、ひとりで仕事ができる時間があった。
しかし、今はない。
しかも毎日13時には小学校のお迎えに行かなければならないし、整形外科に通ったり、授業参観があったり、子どもと過ごす時間が増えてしまった。
それで、ちょっとイライラ。
しかし、金欠の友だちからのメール。
「それでも我が家とちほりんちにも、いいことがありそうな予感がする!
何かうれしいことがちょっとでもあったら、知らせてね」
おおっ、そうだそうだ。
よかった探しをするのを、忘れていた。
自分をほめるのを忘れると、必ずイライラしてくる。
イライラの毎日を何日か過ごしてようやく、
アッ、そうだ、自分をほめるのを忘れていた!と私は気づくのである。
土曜日。
整形外科に行って、待ち時間に持っていった絵本2冊を読んだ。
娘が何回も水を飲みたがるので、面倒くさかったが抱き上げて飲ませてやる。
息子が小学校で使う雑巾2枚を、手縫いする。
(裁縫箱を開けるのは、久しぶり)
息子と娘も私のそばに寄ってきて、一緒に縫い物をする。
(叱らずに、やらせてあげた)
夕食には、春雨スープを作った。
日曜日。
息子の音楽の教科書で、アニメ番組「忍たま らんたろう」のテーマ曲を見つけて何回も歌う。
おから入りのドーナツを作った。
息子と娘がドーナツを揚げたがったので、やらせた。
月曜日。
娘がおねしょで、布団までぐっしょり。嫌がらずに、外に干した。
ついに、汚い部屋に掃除機をかける。
(あ~、すっきり!)
息子を学校にお迎えに行き、出てくるまでの間、娘を校庭の大好きなブランコに乗せる。
火曜日。
郵便局で待っている間、娘に絵本「アリババと40人の盗賊」を読んだ。
娘の希望とおり、髪の毛をふたつにゴムで結んでピンで留めてあげた。
息子と娘が何度も冷凍庫を開けては、ヤクルトの空き瓶やペットボトルに水を入れて凍らせていた。いつもは「電気代がもったいない!」と言って怒るが、今日は飽きるまでやらせてあげた。その代わり床や冷凍庫の中がびしょびしょで、息子たちに拭かせた。
水曜日。
授業参観に行く。
授業では、親子で一緒に鯉のぼりを作る。息子が「切って」と言うときには、はさみで折り紙を切ってあげた。こうしなさい、ああしなさいとは、命令しなかった。
息子と仲がいい友だちのお母さんに、私の方から初めて声をかけた。
朝から、夕食のためにアサリの砂抜きをした。
アサリのスパゲッティにするつもりだったが、麺がなかった!機転を利かせて、マカロニで代用した。それでも子どもたちが喜んで食べてくれて、ホッ!
木曜日。
おからと糠を入れたドーナツを作って、おやつに食べる。
暑い日だったので、朝から庭にテーブルと椅子を持ち出して外で食べた。
娘が浴衣を着ると言うので、季節外れだが着せてやった。
しかも帯を前で結べと言うが、そのとおりにしてあげた。さらにその姿で散歩に行くと言うが、そのまま好きな格好で外を歩かせた。
金曜日。
最近、くさいおならばかりする娘。毎日家の中で遊んでいるから、きっと運動不足である。
息子を小学校に送った後、朝8時から図書館のそばの公園でブランコをさせる。
図書館の返却ボックスに借りていた本は返したが、なんと図書館は休日振り替えで休みだった。
息子が帰宅した後、おからと糠入りのケーキを焼いた。
近所のおばちゃんにもらった板チョコに水を入れて、火にかけて溶かしてチョコレートソースを作った。
チョコレート・ケーキは、おいしかった!
小さなことばかり。
だけどいいこと、楽しいこともやっていたんだなあ。
自分の時間がないと不満ばかりで、忙しくて毎日ちっともおもしろくないと思っていた。
だけど、こんなに頑張っているじゃないか、ワタシ。
えらいぞ、ワタシ!
よくやっているじゃないか、ワタシ!
旅行だとか外食だとかプレゼントだとか、時にはビッグ・イベントやサプライズもある。
でも、毎日は平凡。
だけど、振り返ってみればこんなにワタシは頑張っていた。
誰もほめてくれないけど、自分でワタシをほめなくっちゃあねえ。
もう、大人なんだから、自分で自分をほめなくちゃ。
だけど自分で自分をほめていると、他人がほめてくれたとき、すっごくうれしいよ。
あ、わかってくれる人がいるんだ!
認めてくれる人がいるんだ!って。
そして他人の小さな努力も、理解できるようになる。
みんな、頑張っているとわかってくる。
よくやっているね、ワタシ!
今日もありがとう、ワタシ!
(ひまわりちほりん)親も子も後ろ姿を見て育つ ||次へ→
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