心の奥底から湧き上がってきた言葉で、自分を見つめよう
阿修羅ガール
ひまわりちほりん
減るもんじゃねーだろとか言われたのでとりあえずやってみたらちゃんと減った。
私の自尊心。
返せ。
とか言ってももちろん佐野は返してくれないし、自尊心はそもそも返してもらうんじゃなくて取り戻すもんだし、そもそも、別に好きじゃない相手とやるのはやっぱりどんな形であってもどんなふうであっても間違いなんだろう。
佐野なんて私にとっては何でもない奴だったのに。
好きだと言われた訳でもなく友達でもなく学校が同じだけでクラスもクラブも遊ぶグループも違う佐野明彦となんかと私はどうしてやっちゃったんだろう?
お酒のせい?
お酒のせいにするのは簡単だけど、でもそれはやっぱり違う。
道義的に、とか倫理的に、とかの間違いじゃなくて、単純に本当じゃない。
本当は、ちょっとやってみたかったからやったのだ。
舞城(まいじょう)王太郎著「阿修羅(あしゅら)ガール」より。

友人の友人が始めたバッチフラワーレメディを、5人で教えてもらいに行った。
お花の波動を転写したレメディで否定的な感情を癒すために、イギリスのバッチ博士が作ったものだ。
私の友人ふたりが、このレメディを飲んでいる。
心の変化があったと3年ほど飲み続けている一人は言ったが、年月や環境の変化のせいだろうと私は思っていた。
けれども彼女がこっそりご主人にも飲ませてみたら変化が見られたというので、興味をもった。
しかし私は自分が努力もしないで、何か薬のようなもので自分の精神を変えるのは怠慢ではないかと思っていた。
簡単すぎて、依存してしまうのではないかと不安にも思っていた。
だが、今年は何度もバッチフラワーレメディの話を聞くのでこれも縁だと思って、思い切って試しに飲んでみることにした。
どんな悩みがあるかを聞いてもらって、それに合ったレメディを選んでもらう。
誰も最初にやりたがらないので、私が最初に手を上げた。
私は、女同士でどうぞお先にとか、私は後でいいからなどと譲り合うのはいらだってしまう。
はっきり私は後からいいんですと言えばいいのに、誰かに謙虚に譲る振りをするのがいやなのだ。
いや、単に自分が一番最初にやって、早く終わらせたいからかもしれない。
私は他の人がダラダラと相談して、その間待っているのがいやだった。
いやいや、後ろに人が並んでいるにもかかわらず、マイペースで自分の話をし続ける人が嫌いなのだ。
自分が、待っている人のことを気にしてゆっくりと相談できない人だからである。
そう、後ろの人は私と同じように、早く終わらないかなとイライラしているに違いないと思い込んでいる。
後ろに並んでいる人のために、私は自分の相談事をいつも早めに切り上げる。
だからゆっくりと、心行くまで話せない。
そして早く切り上げた私に感謝するでもなく、その後かなりの時間をかけて相談している友人を見ると、私はいらだつ。
私はあんなに時間をかけなかったのに、あの人はあんなにも自分の話をゆっくり聞いてもらっている。
悔しい。
私も、もっと相談したいことがあったのに。
自分の悩みを思い出す間もなく一番最初に相談して、思いついた悩みだけをしゃべり、そして話しながらも早く切り上げなくちゃと心配ばかりで落ち着かない。
終わってから、そうだ、あんな悩みもあったんだ、もっとゆっくり話せばよかったと後悔した。
誰も、私がみんなのために早く切り上げたなんて気付かない。
早く終わったけれど、私が納得していなかったなんて誰も知らない。
一体、私はなんのために相談したのだ?
「子どもにイライラをぶつけて、怒鳴る」
「一人ぼっちに思えて、孤独感に陥る」
このふたつの悩みを相談したが、後から他にも悩みがあることを思いだした。
「行動することに、恐怖感がある」
「自分を被害者に思って、自分が誰よりも不幸に思える」
あ~あ、せっかくお金を払ったのだから、全部の悩みを洗いざらい相談すればよかった。
けれども今までも何度もあったこんな自分、つまり自分のことをきちんと相手に伝えるより、まわりの人や時間を気にしてちゃんと自分のことを伝えられない自分。
それにようやく、気が付けた。
私は他の人を待たせることがとても申し訳なく思える人なので、今度からは、
「少し時間がかかるかもしれないけど、いいですか」
と一言断ってから、落ち着いてゆっくり相談すればいいのだね。
気付けて、ヨカッタ。
41年もこんな自分でやってきてしまったわけだけど、ひとつひとつ自分の問題を片付けていこう。
依存しようがしまいが、悪いことやいやなことが起ころうが、すべてのものをきっかけにして、自分と向き合っていこう。
(ひまわりちほりん)7つの習慣 ||次へ→
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