心の奥底から湧き上がってきた言葉で、自分を見つめよう
自由学校の設計
ひまわりちほりん
さて、自由への道が一方では孤独への道だとすれば、この道をふさぐいちばんの障害は何だろうか。
フロムは、
「子どもの心から自主性を奪い取るいちばん有効な方法は、罪の意識をもたせることだ」
という。
(中略)
もっと広い意味の罪障感、つまり「ぼくは悪いことをしてしまった」という自責の念や、「わたしはダメな子だ」という自己否定感、そして「こんなことではいけない」という焦りなどである。
堀慎一郎著「自由学校の設計」(黎明書房)より。

朝早く起きて着替えた後、洗濯機を回し、一杯のお茶を飲み、そして本を読みながら髪をとかす。
髪の毛にブラシはとおっている。
でも、髪形がきれいに決まったとは限らない。
私は長い毛をストレートに伸ばしているが、くせがあるのか、きれいにまっすぐには伸びていない。
でも、いつもそのまま出かける。
娘を幼稚園に送り出し、郵便局に行き、買い物をする。
ブラシでとかしてはいるのだから、多少バサバサでもいいと思っていた。
また口紅が体内に入るとイヤだなと思って、お化粧もしていなかった。
洋服だけは家の中用と外出用で着替えはするが、顔も髪の毛もたいして手入れをせずに出かけていた。
ところが、
身なりにあまりかまわない女性は、ナンパされやすいと聞いてびっくりした!!
えっ?
きれいな人やオシャレな人が、モテルんじゃないの?
いやいや、初対面の人といきなりホテルに入る女性は、
身なりにかまわない人が多いらしい!
つまり、自分を大事にできない人。
寂しくて仕方のない人、ということらしい。
なるほど~!
我が身のみすぼらしさを振り返ったが、私はいちおう外出用に服を着替えているし、大丈夫だろうと思った。
ところが今日郵便局に行くと、
いつも窓口にいる女性と違う女性が座っていた。
彼女に私は、違和感を感じた。
それは、彼女の髪がバサバサだったからである。
もちろん、ほんの少しバサバサであった、というものだ。
でももうひとりの女性は髪を後ろでまとめて、きれいになでつけている。
仕事用の髪型をきちんとしている。
でも彼女は、主婦のパートといった感じなのである。
もちろん薄化粧もしていて、清潔にしているのだが、
やけに今日は髪の毛のバサバサが目についた。
ああ!!
私も彼女と同じなのだった!
ブラシでとかしてあるからいいじゃないかと、
ちゃんと鏡も見ないで出かける私。
他人は今まで私のバサバサ姿を見て、自分を大事にしていない人だなと思ったことだろう。
子どもがいるから、忙しい、時間がなかった。
いろんな理由がある。
だけど、私はこれからは自分のイメージを大事にしよう。
見栄を張るというより、自分をよりよく見せるというのではなく、他人に不快感を与えないようにするために、きれいにしよう。
いままではすっぴんだの、ありのままだのはいいことだと強がっていた。
でも外見で不快感を与えるのと、率直に自分に素直に生きるのとは、別のことだった。
相手の心に私の心が暖かく届くように、私の外見を整えようと思う。
見栄を張るのと、不快感を与えないこととを混同していた。
きれいな女性でいることは、自分を守るのかもしれない。
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