心の奥底から湧き上がってきた言葉で、自分を見つめよう
牛乳の未来
ひまわりちほりん
まあ、考え方、ですよね。
心一つの置き所で同じものが違って見えるわけだからね。
だから常にね、何が起きても「ツイてる」って思うように。
心の置き所が変わらなかったら、いくら何をしたって、苦しい人生。
もう放牧やろうが何しようが全然変わんないと思いますよ。
やっぱもうほんとに、自営業なんだから、一一○頭で辛かったら三○頭ぐらいに減らせばいいんでね。
だからそういうことができないで放牧したところで、うまくいかないとおもうし。
うん。
だから自分は思うんだけどね、うちの牧場で働く人は、楽しそうにニコニコしてないとみんなクビ!
ウハハハ・・・。
こっちまで暗くなっちゃう(笑)。
うん。
野原由香利著「牛乳の未来」(講談社)より。

悲しいこと、つらいことが起こっても、歯を食いしばって「ありがとう」と言おう。
すると不幸の鎖が断ち切れて、逆にいいことが起きるというのだ。
そう書いてある本を読んだ。
たしかに、そう思う。
最近、私は元お姑さんを亡くした。
お姑さんの孫である我が子を連れて、お葬式に出席した。
そのとき私は、今までお姑さんを始め、多くの人に支えられてきたんだなと感じた。
するとお葬式の後は、毎日いろんな人から食べものをプレゼントされる日が続いた。
また、車をポールにぶつける自損事故を起こした。
だがそれをきっかけとして、私は今年の最大の目標だった小冊子、「自分に嘘をつかずに生きるためのヒント」を作りあげることができた。
事故を起こさなかったら、年内に出来上がらなかっただろうと思う。
だから、「災い転じて福となす」とは、ありうることなんだと感じる。
しかも災いを福に転じるのは、自分の感じ方一つだけだ。
クソーと思うか、ありがとうと思えるか。
それだけの違いみたいだ。
ところで私は、娘を毎日幼稚園に送り迎えしている。
隣りの市まで、越床(こしどこ)峠という山を越えていく。
片道15分だが、なるべく早く送迎を終えたいという気持ちが私にはある。
前の車が上り坂をのろのろ走ったり、青信号になってもすぐにスタートしなかったりすると、イライラする。
今日も、前の車が赤から青信号に切り替わっても、なかなか動かなかった。
おじいさんらしい頭が、運転席に見える。
「何やってんだ!」
と思った私。
ちゃんと前を向いていれば、青になったのに気が付くだろうに。
歳をとっているから、反射神経が鈍いのかな。
などと思ったけれど、一方で、そんな言葉を吐いちゃダメだ、運が悪くなるよ、ツキが落ちるよ、と自分に声をかけていた。
すると、
「何やってんだ!」のあとからすぐに言葉が続いた。
「何やってんだ!ありがとう!」
「ありがとう!」
と心の中で叫んだとき、
自分の心がスーッとしたのを感じた。
前の車のおじいさんにムカムカしていた気持ちが、スッキリとなくなっていた。
ああ、そうか!
これでいいんだ!とわかった。
イライラしちゃうのは無理に押さえ込まず、イライラを感じてしまうのは仕方がないとする。
そして、そのイライラに感謝するのだ。
イライラさせてくれて、ありがとう!
しわ寄せしてくれて、ありがとう!
迷惑かけてくれて、ありがとう!
いやだったこと、頭にきたこと、悲しかったこともすべて、自分の感情を出した後に、
「ありがとう!」
と付け加えちゃえばいいのだ!
イライラした後に、
ちゃっかり、「イライラよ、ありがとう!」
と叫んでしまえばいいのだ。
ありがとうと叫べば、いらいらしたことがチャラになって、運が悪くならない気がする。
ついでにいっぱい、「ありがとう!ありがとう!」と叫んでしまえば、イライラして落ちたツキも、逆に上昇するかもしれない!
(ひまわりちほりん)ホテリアー ||次へ→
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