心の奥底から湧き上がってきた言葉で、自分を見つめよう

オール・イン・ザ・プレイング

ひまわりちほりん

雨と霧の中を進みながら、私が学ぶべきことは
「最悪の事態を思い患うのはやめなさい。すべてうまくいきます」
ということではないかと私は悟った。

もし誰かが私に向かってこんなことを言ったら、私はイライラし混乱したと思う。
(中略)
つまり、自分の責任を放棄していると思っていたのだ。


しかし、今はその態度を受け入れるより、他に頼れるものはなかった。
自分では何もできない、状況を変えることはできないのだから、
すべては理由があって起きていると信じればよいではないか。

(中略)


三時間後、カメラのトラックが着いた。
誰かがもう一組、鍵を見つけ出したのだった。
ガードマンは現れず、一方、汽車は出発を延ばしてくれた。

レッスンは何かって?
私達は三時間、さんざん心配して時間を無駄にしたということに気がついたのだった。



シャーリー・マクレーン著「オール・イン・ザ・プレイング」(地湧社)より。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4885030625/kokorogawakuw-22




著者は、1984年「愛と追憶の日々」でアカデミー主演女優賞を獲得している。



さて毎週木曜日には、
新しいお手ふきタオルを幼稚園に持って行かなければならない。



私は車で、5歳の娘を幼稚園に送り迎えしている。

5分くらい走ったところで娘が、
「お母さん、タオル持ってきた?」
とたずねた。

あっ!忘れた。


私はそのまま車を走らせながら、
「じゃあ、今日は先生にタオル借りなよ」
と言った。

すると娘は怒って、
「いやだよ!取りに帰る!!」
と騒ぎ出した。



え~、今から家に戻ると15分くらいロスしちゃうなあ。
いやだなあ。

しかし娘が説得に応じなかったので、私は仕方なくUターンした。


娘が幼稚園で過ごしている間が私ひとりの貴重な時間なので、
その時間を15分でも短くされたのが私はいやだったのだ。



助手席に娘を残したまま、
プンプンしながら私はタオルを取りに玄関の鍵を開けた。

しかし、プンプンし続けていてはいけないことは知っていた。


何か理由があって、私をUターンさせたはずだ。
事故にあうのを防ぐため?

あるいは、今朝遅く起きてきた娘にイライラして当たった罰かな?



とにかく何か必要があって、
私はこうして家に戻って15分時間をよけいにかけたのだ。

このままプンプンしていたら、事態はもっと悪くなる。


理由はわからないが、
15分ロスしたことは「ツイテル」はずなんだから、ニコニコしなくちゃ!



そう思うと気持ちが切り替わり、
私は今日初めて家を出発するかのように、さわやかに運転を再開した。

途中で、自損事故を起こしている車を見た。
もしかして、
あの車にぶつかるはずだったのを回避してもらったのかな?



それはとにかく、
気持ちよく運転をして娘を幼稚園に送ることができたことが、
何よりいい気持ちだった。

いつもいやなことがあると、
いつまでもいやな気持ちを引きずってしまっていたが、
いやな気持ちを自分で断ち切ると、なんて気持ちがいいのだろう!


いやな気持ちを引きずらない!
と決断できた自分が、うれしくてたまらなかったのだ。



気持を切り替えるさわやかさを一度体験すると、
ネガティブな気持を引きずる後味の悪さを、もう感じたくないと本当に思う。




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