自分でさぱりメント
たまには知的に☆図書館散策
きりん@向日葵
「子どもの頃、やり残した宿題を片付けに出かけた図書館。不意に懐かし
くなって、先日ぶらりと立ち寄ってみました。」というメールを送って
くださったのは、HN.Keyさん。
今回は、Keyさんのお便りを元に、お話を作っていきます♪
8月も、もう終盤かぁ。
この時期になると思い出すんだよなぁ・・・子どもの頃、たまった宿題を
抱えて足を運んだ、小さな図書館。
本のにおいと、静けさが、妙に懐かしい。
そういえば、東京に出てきてからというものの、図書館なんて1度も
行ってなかったっけ。
今日は土曜日だから、開いてるはずだよな。
本棚から地図を取り出し、近所を調べてみる。
・・・あったあった。なんだ、すぐ隣の町じゃんか。
久しぶりに、行ってみるか!
財布と鍵と帽子を手に取ると、炎天下のもとへ飛び出した。
頭の中にインプットした地図の通りに歩いていくと、緑が生い茂る公園
を見つけた。
セミ達が、ラストスパートと言わんばかりに一斉に大合唱している。
真っ黒に日焼けした小学生ほどの子ども達が数人、元気に駆け回って遊
んでいる。
・・・へぇ。東京にも、こんな光景があるんだな。
セミも、ちゃんといるんだな。
もう10年以上も住んでいるのに、気づかなかったよ。
図書館は、その公園のすぐ裏だった。
昔私が足を運んだ図書館とは、ずいぶんといでたちが違う。
うちっぱなしのコンクリート壁がおしゃれな、近代的な建物だった。
エントランスをくぐり抜け、児童書コーナーへ足を向けてみる。
片隅には数点の遊具が置いてあり、その周りは四角や丸型のソファーに
囲まれていて、小さな子ども達が声をあげて遊んだり泣いたりしている。
他のコーナーとは一線を画した場所だ。
あッ!懐かしい♪
これ、子どもの頃よく読んだ本だ。
鍵をなくした「かぎっ子」のもとへ「かぎばあさん」がやってくるお話。
私もかぎっ子だったから、このお話が大好きだったんだよなぁ・・・。
かぎばあさん、また会えたね。
私、なんとかここまで大人になれたよ。
二十年ぶりに会ったかぎばあさんは、相変わらず私をやさしいまなざしで
包んでくれている。
かぎばあさん、私はもうひとりぼっちじゃないんだよ。
たくさんの友達もできたんだ。
本の中のかぎばあさんが、心なしか少し微笑んだ気がした。
(きりん@向日葵)夏の休日☆ピクニック日和 ||次へ→
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