カウンセリング体験記

VOL.6 服装の変化

桜井 もも

「時間大丈夫ですか?」

夢中で話したり、泣いているうちに約束の90分はとっくに過ぎていた。

 「だいじょうぶですよ」

私は時間を気にしながら、いろんなことを話した。
肯定も否定もせず、ただうなずいてくれる。それだけでありがたかった。

 1時間ほどオーバーしてその日は終わり、次回の約束をとった。

また変わらない日常が始まった。
毎日仕事をやめたいと思わない日はなく、何度メールを打っても彼からメールは
来なかった。

体は相変わらず重いままだったし、整体通いは続いていたが、私にもひとり味方
が出来たんだと思った。

何か気に障ることがあっても、これも次回話せばいいやと思うととても気が楽に
なった。こんなことがあったんですよって話せばいい、もう、こころにためて
おく必要はないんだ。

次の週の日曜、ひさしぶりに買い物でもしようと、はやっていたユニク○に行っ
た。

ピンクのタンクトップに水色のチェックのシャツ。

暗い色ばっかり着てちゃ気分だって暗くなる。たまには明るい服を着てみよう!
ひさしぶりに黒や白以外の色がタンスを彩った。

これを着てカウンセリングに行こう!

少しでも変わりたい。変わっていきたい。

私は、体の重みから逃げようと必死だった。




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