心の奥底から湧き上がってきた言葉で、自分を見つめよう

上司と部下の職場系心理学

ひまわりちほりん

人間のメカニズムとして
「自分」を見せないかぎり決して
「相手」には伝わらないし変えることはできません

なぜなら――


「心のドア」は
内側からしか開かないからです

衛藤信之監修/ナカタニD.著「マンガでわかる 上司と部下の職場系心理学」
(実業之日本社)より。

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私は古書販売をして、頑張っている。

毎日夜は8~9時に子どもと一緒に寝て、
夜中の1時に大音量の目覚まし時計のおかげで起きる。

そして新聞を読み、子どもたちの日記を書き、
パソコンを開けてメールをチェックし、仕事を始める。


朝食をいそいでつくって小学生の息子を見送り、
娘を幼稚園に車で送ったあとは、本の仕入れに行く。

2時間かけて仕入れをしたあとは、自宅に戻って昼食。
そして娘のお迎えまで仕入れた本の汚れを拭いたり、
洗濯物を取り込んだりする。

夕方は売れた本を包んで、宅配業者に頼んで運んでもらったあと、
夕食の支度。


毎日毎日平日はこのパターンで、シングル・ペアレントの私は忙しい。
そして忙しい割には、なかなか収入が上がらないのだった。

ところで株などで、
簡単に(?)私の月収の何十倍も稼いでしまう友人がいる。

私はうらやましくって、悔しくってしょうがなかった。


私も株をやろうか?と、何度も思ったほど(苦笑)。

ある日、夫婦喧嘩をしたという別の友人が私に言った。
「ケンカすると10万円なくすよ、とある宗教の人に言われた。
そしたら本当に虫歯になって、何万円もかかっちゃった!」

ちなみに、パートナーと1週間以上話をしていないそうだ。
許せない!と、今でも彼女は泣きそうだ。


私は言った。
「だんなさんなんて、許さなくていいんだよ。
だんなさんを許せない自分を、自分で許そう」


言ってから、これって私にも当てはまるなと気がついた。


短時間でかなりの額を稼ぐ友人を、
長時間労働でわずかばかりしか稼げていない私は、許せない!

悔しいから、許せない。
私はこんなに頑張っているのに、
マネーゲームで稼ぐことがずるく思えて許せない。

それに、そんなに儲けられるのがうらやましい。
そしてそんな収入を上げることを自分自身に許せる彼女が、うらやましい。

ああ、私は自分がたくさん稼ぐことを自分に許していなかったんだね。
だって、こわかったんだもん。

こんなダメな自分が稼いでもいいのか?
未熟な自分が、豊かになってもいいのか?
私はまだまだ、罰を受けるべきではないだろうか?

ねたましく思う気持ちは、そのままでいい。
ねたんでしまう自分を、自分で許そう。

自分の可能性を信じられなくて、
他人をうらやんでしまうそんな私を、私は許そう。


恨み、ねたみながらも一生懸命生きようとしている私を、
私は許そう。

自分でねたむ自分を許すと、見えてくる。

私だって稼げるはずよと、自分の可能性を信じようとする自分を。
私だって、やればできるはずと自分を応援する自分を。


ねたむ自分を自分で許して初めて、ねたみから解放されるのだった。




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