心の奥底から湧き上がってきた言葉で、自分を見つめよう

思考は現実化する

ひまわりちほりん

W・ミッチェル

「(前略)
『優しくあれ』『温かくあれ』といったようなことが書かれていますが、
『慎重であれ』とは書かれていません」

ナポレオン・ヒル財団日本リソーセス編・訳「思考は現実化する 実践編」
(騎虎書房)より。

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小学2年生の息子の授業が終わる時間に迎えに行き、
そのまま映画を観に行く予定だった。

ところが3時に迎えに行くと、玄関前はがら~んとしている。


あれ?おかしいなと思いながら幼稚園帰りの娘と一緒に歩いていくと、
担任の先生が、
「あ、来た来た!」と言って走ってきた。

そして、
「昨日(子どもたちの)連絡帳に書かせるのを忘れてしまって、
申し訳ありません。
1月から、金曜日は4時間授業に短縮されたんです」
と申し訳なさそうに先生は言った。

「あ、そういえば・・・。
先日のお手紙書いてありましたね・・・」

今度は、私が恐縮する番であった。

「教室に暖房を入れまして、
暖かい部屋で宿題などをやっておりました」とのこと。

うわ~、感激!


最近続く児童殺害事件もあって、
学校側は、生徒の下校に関しては厳しく監視を払っている。

それでお忙しいだろうに、
親にちゃんと子どもを渡すまで、息子と二人きりで付き合ってくれたのだろう。

先生に何度もお礼を言いながら、
駐車場までの道のりで息子に謝った。

しかし怒りっぽい息子だが、このときは何も言わなかった。


息子の表情に私は、
息子が先生と二人きりで過ごした30分が、
まんざらいやではなかったらしいと感じた。

思えば先生にとって息子は、
普段は35人の中の一人である。

もちろん一人一人に気持ちを込めて対応してくれていると思うが、
先生と二人っきりというのは滅多にない。


私だって、
先生をつかの間独占できたらうれしかっただろうと思えた。

息子が先生との時間を楽しんだことを、
改めて感謝の気持ちとともに連絡帳に書いて伝えようかと思った。

でもお忙しいだろうから、
何かのついでの時に伝えればいいかと書かなかった。

その1週間後、
息子がかぜで休んだ件で学校に電話をした。

そのとき先生に、
「先日息子は、先生と二人っきりでうれしかったみたいですよ。
ありがとうございました」
と、用件の後に伝えた。


すると先生がとっても喜んで、
「それを聞いて、うれしいです!!」
と先生の声が弾んだ。

なぜなら息子は私に似て無愛想なので、
二人っきりのときも先生が話しかけることに、
ポツポツと答えるだけだったらしいのである。


先生は、
息子が恥ずかしいのかなと考えていたそうだ。

また普段班ごとに順番に先生と一緒に給食を食べるときも、
他の子は、
「せんせーい、聞いてー」
と話しかけるのに、息子は黙っているそうなので、
先生は息子の気持ちを気にしていたのだった。


なんだ、もっと早く先生にお伝えすればよかった。

いいお話は、
忙しくても相手に伝えたほうがいいんだね!

先生が喜んでくれたことで、私もとってもハッピーになれた。
うれしいことを伝えると、幸せが倍増するんだね!




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