心の奥底から湧き上がってきた言葉で、自分を見つめよう

天使への手紙

ひまわりちほりん

父さんのことを考えると、いつも、父さんが建てた塔のことを思い出す。


父さん、ほんとはだれも、塔の高さを競ってなんかいないんだ。

それより、その塔のとちゅうの階段で、
ああつかれたと腰かけて休んだ思い出や、
見晴らしのいい頂上で、気持ちのいい風に髪をあそばせたことや、
つくってくれた日陰で、夏の刺すような日差しをしのいだことのほうが、
いつまでたってもずーっと覚えているから。

小澤摩純・絵、喜多見龍一・文「天使への手紙」(ヴォイス)より。

cover


毎日仕事をしている。

何のために、稼ぐのか?

明日のご飯の材料を買うために。
明日遊ぶお金を得るために。


明日も自分が、この世に生きていると信じているからだ。

明日のこの世に自分が存在しているかどうかは、
本当は誰にもわからないけれど、
明日も生きているはず、
と思えることはなんてありがたいことなんだろう!


ところで私は時々、右の脇から胸にかけてがつっぱるので、
乳がんかもしれないと思った。
(まだ検査していないが)

また去年は胃がんの手術をした父の2回目のがんが、
胃に見つかった。


けれども父も私も、今日も生きている。


洗濯するのも、
明日、または来シーズンにもう一度洋服を着るため。

白菜を塩漬けにつけるのも、
数日後に、おいしくできた白菜漬けを食べるため。


明日もあさっても、自分が生きていると思い込んでいるから、
明日のために今現在の時間を使っている。

生きるって、
今と明日(=未来)を同時につくっているんだね。


今日も明日も死なないと思える自分って、
すっごくラッキーだ。


健康だから、お金があるから、家族がいるから、
だから明日も生きていると思える。

そんな当たり前のことが、
明日も生きていると信じる可能性をささえている。

元気でいること。
無事に帰宅できること。

家庭があること。
帰る家があること。

仕事を持っていること。
貯金があること。


どれもこれも、なんてありがたいんだろう。

明日を信じられる自分って、すっごくツイテルね!




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