心の奥底から湧き上がってきた言葉で、自分を見つめよう
きっと「イエス」と言ってもらえる
ひまわりちほりん
ビルは幼いころから、
自分で選ぶことの大切さを教えられてきた。
選ぶことによって個性が生まれ、
善悪の判断もついてくる。
自分には選択肢があると知っていたからこそ、
ビルは職探しを貫くことができた。
シェリー・ブレイディ著『きっと「イエス」と言ってもらえる
――脳性マヒのビル・ポーターはトップセールスマン』(草思社)より。

私は「変わりたい!!」と言って、
いろんな講演会や能力開発にでかけている。
すると知人が「私も変わりたい」と言って、
セミナーに誘ってと言ってきた。
それで知人の興味を引きそうなものに誘うのだが、
知人に仕事が急に入ったりして、
約束してもドタキャンが数回続いた。
さて夏休みに入ると子どもたちが日中いるため、
子どもが学校に行っている間に出かけていた今までと同じように、
自由に出かけるというわけにはいかなくなる。
それで夏休み前のこの日とこの日しか、
一緒に行けると確約できる日がないと伝えると、
知人はあわてて、そのうちの1日を選んだ。
でも電話を切ってから、
何か違うな~と感じた。
だって知人が行きたいと言い出したのに、
私が誘って誘って、ようやく知人を連れ出すみたいじゃない?
それで翌朝電話をした。
「『変わりたい』ってあなたが言ったから私はうれしかったし、
一緒にセミナーに行こうと思った。
でもなかなか一緒に行けなかったから、
私が何度も何度も誘って、
それでようやく行くという感じになっちゃって。
だけどそれでは、
あなたのためにならないと思うんだ。
もしうまくいかなかったとき、
自己責任ではなく、
あなたが誰かや何かのせいにしちゃうと思うんだ。
そうしたら、あなたのためにならない。
だから自分が本当に行きたいと思ったとき、
私に電話してくれる?」
すると知人は、
「自分の中にも変わりたい、
でもこわいという気持ちがあったから、
誘われても逃げていた部分もあった」
と、正直に話してくれた。
そして改めて、知人は一緒に行く日を決意した。
さて、そのセミナーからの帰り、
別れるときに知人は私に言った。
「(この情報を)教えてくれて、ありがとうございました」
私はすごく特別な感情を味わった。
私と知人が同等で、
お互いに自立していると感じたのだ。
私がセミナーに行ってよかったよという話をし、
知人が一緒に行きたいと言った。
それで私が誘ったけれど、
まるで勧誘のようになってしまう場合と、
誘ってくれてありがとうと言われる場合がある。
それは、
相手が自発的に行きたいと感じているかどうかによる。
一時は行きたいと言っても、
相手にその気持ちが続くかどうかはわからない。
相手が自己責任で行くと決めないかぎり、
たとえセミナーがおもしろかったとしても、
誘った私に対しての感謝の気持ちは起きないだろう。
私は今まで、
友人が私のせいになすりつけてきたときも、
相手にそれは自分のせいだとは言わずに、
言われたことを甘んじて受けてきた。
それは相手にはっきり言うことで、
嫌われたら困るという情けない気持ちからだった。
だけどはっきり言っちゃったほうが、
相手のためにもなるのだ。
だってすべては、自己責任だもの。
そして私も、自分を誇れる気持ちになれる。
「誘ってくれて、ありがとう」
そう言われるような友人関係を、
これからも作りあげてきたいと思った。
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