ジンジンしびれる☆こころのウラワザ

前略 でんでんむし殿

こうちゃんパパ

読者の皆様、こんにちは!
爽やかな秋の訪れ・・、読書の秋・・、お元気ですか?


先日、1冊の本にふと目が留まり、思わず手に取って読み始めました。


皇后美智子さまが幼い頃感銘を受けられた作品、
新美南吉「でんでんむしの悲しみ」です。

  〔ある日のこと、1匹のでんでんむしは、
  自分の背中の殻に、悲しみが一杯つまっていることに気付きます。

  友達を訪ね自分の背負っている不幸を話し、そして尋ねます。
  「もう生きていけないのではないでしょうか?」

  すると友達のでんでんむしは、
  「それはあなただけではない、
  私の背中の殻にも、悲しみは一杯詰まっているよ」と答えます。

  小さなでんでんむしは、
  別の友達、また別の友達に同じように自分の背負っている不幸を話し、
  尋ねます。

  どの友達に聞いても、返ってくる答えは同じでした。

  ふと、でんでんむしは思います。

  <悲しみは誰でも持っているものなのだ、
  自分だけ持っているのではないのだ。
  私は、私の悲しみをこらえ、乗り越えていかなければならないのだ>と
  気付くのです。

  こうしてこのでんでんむしは、もう嘆くのをやめたのであります。〕 

以上が大まかな内容です。


私は思い出します。


幼き頃、
私は幼き頃泣き虫で、なにかあるとすぐ泣きました。


「泣き虫泣き虫」とはやし立てられ、悔しい思いをたびたびしました。
「僕だけなんでいじめられるんだ・・」と心の中で叫びます。


高校時代、
私は、苦しいこといやなことから徹底的に逃げて逃げて逃げまくりました。


両親、兄弟、担任の先生からたびたび小言を言われ、
ますます自暴自棄になりました。
「何で俺だけ集中して責めるんだよう・・!」


30代前半、
人間関係に疲れ、仕事もいやになり、生きる気力をまったく失いました。


「周りはみんなちゃんと生きているのに、何で俺だけこんな人生なんだ・・」
自分以外の人間が皆幸せに思えます。


そう思うとなおさら自分が惨めで、あのでんでんむしの言葉の通り
「もう生きていけないのではないでしょうか?」
まさににそんな心境だったのです。


その後、
仕事や人間関係、心理学や教育学を通して、学び、鍛えられ、磨かれ、
今の自分がここにいます。

振り返りますと、
いつの間にか私なりの<心の習慣>が身についてきたような気がします。


  *周りの誰もが、悩みや苦しみや悲しみを乗り越えようとしている。
   私だけが苦しいのではない。
   みんなそれぞれに頑張っているのだ。
 
   口に出す人、出さぬ人、黙って努力する人・・ 
   誰も彼もがみんな仲間なんだ、俺も頑張ろう!
   と考える<心の習慣>です。


「そうか、君もか!」と、自分以外にも同じように悩む仲間がいることを
知ることは、私達に<悩みや悲しみを乗り越える力と勇気>を与えてくれる
に違いありません。

  前略 
  でんでんむし様、

  お陰様で、私も元気になりました。

  みんなみんな、それぞれに苦しみや悲しみを乗り越えて生きている・・
  みんな同じ仲間なんだ・・と思うと、何か涙が出てきます。

  悲しくてではなく、何かうれしくて・・目頭が熱くなるのです。
  自分ひとりではないんだと思うと・・何か嬉しくて・・。

  でんでんむし様 ありがとう!
                               草々




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