ジンジンしびれる☆こころのウラワザ
拝啓笑顔殿、あんたは偉い!
こうちゃんパパ
司会歴20年、
ウェイターの仕事はもっと長く、25年間やり続けています。
今尚現役です。
ホテルでのウェイターの仕事は、「ティームワーク」の仕事と言えます。
その大切なティームワークを乱してしまいました。
3年ほど前の話です。
ある大きな立食パーティーの準備をしました。
約200名、当然たくさんのパーティー料理を、
調理場から宴会場に運び込まなければなりません。
運び込むためには<料理運搬ワゴン>が必要です。
私はうっかり3台のワゴンの必要なところを2台しか用意しませんでした。
案の定すべての料理を運ぶには、もう1台ワゴンが足りません。
時間的にも切羽詰っていて、あせってしまい、正直イライラしました。
ついつい私は新人のウエイトレスMさんに
「お前ら新人なんだから、料理ワゴン位きちんと用意しとけよな!」と
強く言い放ってしまったのです。
その女性はまだ入ったばかりの新人で、
翌日泣く泣く先輩ウェイトレスのYさんに
「昨日こんなことがあったんですよ・・」と相談したようでした。
それを受けて、Yさんが私のところに「文句」
(正しくは私を諭しに来てくれたのですが・・)を言いにきたわけです。
ここからが本題です。
Yさんは終始<笑顔>で私に問いかけます。
「仲澤さん、今ちょっといいですか?
昨日新人のMさんにこんなことを言いませんでした・・?」
さらに<笑顔>で問うてきます。
「それって少し違うと思いません・・?」
彼女の<笑顔>が私の心をまーるくしてくれたのでしょう。
私は、実に素直に、
「うん、そうだったね、Yさんの言うとおりだよね。
自分でもあのあとちょっとひどい言い方しちゃったなぁと思ったよ。
彼女にワゴンを用意するように指示を出しておいたわけでもないし、
気を利かしてワゴン位用意しておきなさい・・といっても、
新人にはそれは無理な話だよね。
僕もイライラしてツイMさんに八つ当たりしちゃったね。
Mさんに謝っといて・・。あっいや、自分で行くよ・・」
私は振り返ります。
もしウェイトレスのYさんが<笑顔>では無く<怒った顔>で、
「仲澤さん、昨日のMさんへのあの言い方、あれ一体何なんですか?」
とこられたら、きっとムッとして、かなり険悪なムードになっていたことと
思います。
すぐに売り言葉に買い言葉の世界が始まり、
~そんなこと言ったって、会場に料理を運び込まなきゃ話にならんだろう・・、
そのワゴンが無けりゃぁ誰だってムカつくだろうに・・、
ちょっとその新人呼んでこいよ!~
なんてことになりかねません。おお、恐い・・!
文句を言う時こそ、抗議をする時こそ、ほんの少しの<笑顔>が大切です。
ほんの少しの笑顔があれば、人は案外素直になれるのかもしれません。
ほんの少しの笑顔があれば、険悪な状況下でも比較的冷静な会話が進行する
ように思います。
少なくとも、売り言葉に買い言葉の乱暴な会話は避けられそうです。
一時が万事というわけではありませんが、
なかなかパワーのあるコミュニケーションの方法に思えるのですが・・。
「笑顔で文句を、笑顔で抗議を、笑顔でお願い事を・・!」
そういえばうちのかみさんも、
お願い事はいつも、とびっきりの笑顔だもんなぁ・・!
おしまい
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