みんなのOUCHI
新たな年への贈り物
やまぎし・のら
新年、明けましておめでとうございます。
毎年、1月1日の新鮮な空気を吸って、
新たな誓いを立てるけど、
けっこう早めに白旗立てたり、立てなかったり。
去年の思い引きずっていませんか?
とりあえず、
年が明けたってことで、
気持ちだけでもチャラにして、
前進する一年でありたいですね。
といいながら、年の暮れのお話ですが・・・。

息子の、一年遅れの机が届いた。
机といってもベットと一体型の巨大なやつで
小さな部屋がたちまち埋まってしまうような存在感だけど、
本人の希望ではいたしかたありません。
私もちょっとロフトっぽい造りに憧れていたし・・・。
きっと遊び倒したらすぐあきちゃうんだろうけど。
まあ、そんなわけで、当然組み立てが必要で配送の人がやってきた。
「あ、おはようございます。お願いします」
そういいかけたら、配送の彼はカブリをふった。自分の耳を指差し、
「わたし、ここだめ」
そう言った。聞き取りにくい独特な発音だった。
あーそうなんだ。 耳が不自由なんだ。。
でまず思ったのは「配送の仕事大丈夫なの?」なんて失礼なこと。
でも、
見てたらその彼テキパキスタスタと作業を続ける。
ベットの置き場置とベットの階段の位置は、手で階段をのぼるまねして伝える。
そんなに作業に不自由さはなかった。
作業中に娘に笑顔を向け、指を一本出してから二本に変えた。
私は子供は一人か二人か?という問いと思い、
コタツにだら~っと寝ころぶにいやんを指差した。
彼は「あー」とうなづいたけれど、また一本二本と繰り返した。
あーそうか、歳を聞いていたのね。
「二歳ですよ~」
私は何気なく口で答えていた。
その声は彼に届かず彼は忙しく作業にもどった。
作業中、
子供たちは興味津々で、二階の部屋を見に行ったけど、
話声はついに聞えてこなかった。
私も何だか話しても伝わらないとか、
話してもしょうがないとか、
話さない方がいいかな?
変な普段と違う感覚で無口になった。
なんだかパントマイムの無言の行。
別に話したっていいはずなのに・・・。
その中で、 彼の笑顔だけが浮き立っていて、
それは多分、
彼のコミュニケーションの方法だと思った。
ただ耳だけ。
ただ耳だけ違うだけ。
だけど、
エイリアンみたく、
子供みたく、
かと思うと神様みたいに崇めたてて緊張してしまう。
ばっかみたい。
組み立てが終わって気付いた。
ベッドに子供の作った時計が押され、
ちょっと針がまがって数字がかけていた。
彼は針の曲がりを手で直し、
腕時計を見て時間を合わせてニッコリ笑って私にそれを手渡した。
それでOKなんだけど、いいんだけど、
クレームもつけにくい雰囲気だなと思ったりして。
笑顔は武器で、
彼はそうやって、自分を守ってきたのかもしれない。
たまたま一つの機能が不自由で
その他は何もかわらない。
そうなのにそのはずなのに、構えてしまう私がいる。
どうしたらいいんだろう?
どうするのがベストなんだろう?
全然知らない。
そして慣れていないんだ。
知らないから慣れていないから、上げたり下げたり忙しい。
障害を「個性」と捕える考え方がある。
個性の一つとして、
良いこともヨクナイコトも、
「馬鹿ばなし」
し合えるくらいが丁度いい。
良い一年になりますように^^。
(れいちぇる)いつの間にか ||次へ→
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