みんなのOUCHI
扉の向こう
うちのら
この間TVで、逃げる泥棒の間抜けな姿を見た。
見た?
外へ逃げようとするけど何故か扉があかない。
焦って、扉に思いっきり体当たりするけど一向に開く気配がない。
どうしたんだ?
防犯扉か?何だナンダ??って。
焦れば焦るほど、どんどんすごい力で体当たり。
でもどうしたって開かない。
もう駄目か・・・って思った瞬間。
フワ~って扉が開くのよね。
それもおばあさんが、外から軽々開けて入ってくる。
何で??
種を明かせば何ということもなく、
引けば開くドアを、泥棒は焦ってずっと押し続けてたってわけ。
ドアに思いっきり激突して突破しようとしてた・・・。
できるわけないじゃん。
笑えるね。
入ってきたのが、小柄のおばあさんってとこがまた良い。
うん。笑える。
うん?
でも、これ本当に笑える?
もしかしたら、案外単純に笑える話じゃなかったりして。
ふと我に返った。
こんなこと、私たちもよくしてない?
同じことよくやってたりして・・・。
そんな風に思えた。
「これっておもしろい!!」かもって。
だいたい「困難・苦難」って、
大きな壁みたく目の前に立ちはだかって
行く手を阻む悪者で、
どんなに押しても、
どんなにたたいても、
どんなにお相撲とってもビクともしないって感じてしまう。
あ~これがあるから前に進めない。
こんなのあるからいけないんだ。
これさえなきゃわたしの未来は明るいのに・・・。
なんて思ったりする。
うんうん、よくあるよくある。
でも、
ふと思ってみると、
壁が何者かも分らずに、
壁の性質も分らずに、
壁の意味も分らずに、
闇雲にただ押しているだけだったような気もして。
押してることに安心して、
押してる自分に満足して、
もしかしたら、
本当は、壁が動くなんて思っていない
どっかで動きっこないって思っていたりする。
動かない動かない!
動かないから
だから、変わらない自分でいいんだって。
おもしろ結論に達したりする。
もしかしたら、
壁にしろ、扉にしろ、
動かなくしているのは自分だったりして。
開かなくしているのは私だったりして。
押し続けた頑丈の扉は
引いてみると、
案外、あっけなくも簡単に両手を広げるのかもしれない。
目線を変える。
思いを変える。
方法を変える。
自分を変える。
目の前の頑丈な扉は、
私の中にその鍵はある。
「ほんとうに望んでいるかどうか」
鍵の一つは、
そんな名前のような気がする。

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